熟したプラムやチェリーなどの濃厚な香りと力強くありながら柔らかなタンニンでバランスの取れたワイン。
2003年がファーストヴィンテージのリゼルヴァ。ヴェネトの古代品種オゼレータを加えることで、濃い色とタンニンを引き出しています。アパッシメントは120日以上、樽熟成は38~40ヶ月間と通常のアマローネより長くなっています。力強く且つやわらかなタンニンの、バランスがとれたワイン。余韻が長く、チョコレートのようなほろ苦い後味が残ります。30〜35年の熟成が可能。2018年のFood and Travel Italia Awardsにてワイン・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。
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相性の良い料理
肉料理、ジビエ料理、熟成タイプのチーズなど
マァジ社は1772年ヴァルポリチェッラ地区に設立された初のワイナリ―で、ワイナリー名は”Vaio dei MASI”(マァジの小さな谷)に由来しています。200年以上に渡りボスカイーニ家により運営され、現在のオーナー、サンドロ・ボスカイーニ氏が6代目にあたります。今は、7代目のラッファエレとアレッサンドラが運営の中心となっています。
アロマや味わいを濃密にするための「アパッシメント製法」とは、竹製の棚の上でブドウを乾燥させる方法であり、これは、ヴェネトにおける伝統的な製法です。21世紀にアパッシメント技術においてマァジ社が専門家であることが証明されており、アパッシメント技術を用いて造られる全てのMASIワインのバックラベルには、それを証明するロゴが印字されています。アパッシメントは伝統的に黒ブドウにのみ施されました。しかし、マァジ社は、1980年代後半に白ワインに、また、2014年にはスパークリングワインにも世界で初めてアパッシメントしたブドウを使用しました。
アマローネのエキスパートと呼ばれるマァジ社は、マッツァーノ、カンポロンゴ・ディ・トルベ、ヴァイオ・アルマロンの3つのクリュを含めた5種類のアマローネを造っています。各々の畑が違う微小気候と土壌を持ち、また、乾燥小屋も畑に隣接されているので、乾燥時の気候もワインに味わいに影響を及ぼしています。
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