クラシックなシェーファースタイルで作られた美しいテクスチャー
1973年ジョン・シェーファーはシカゴでのビジネスマンとしての人生を変えるべく、家族を連れナパ・ヴァレーにやって来ました。毎日の乗り物は通勤電車からトラクター“TD-9”に変わり、栽培や醸造の経験など全くなかったが彼はリスクを恐れずまさにゼロからの出発でワイン造りにその人生を捧げます。息子のダグ・シェーファーも開拓者の精神を常に忘れず、2人の強い心と行動力によって今日の成功を築き上げました。ダグは父の苦難の半生を振り返り、その原点となった"TD-9"の名を新しく生まれたキュヴェに捧げました。甘いレッドチェリー、レッドプラム、スギ、甘いスパイスを感じさせるフレーバーで、このすべてが表現力豊かな輝きのあるワインに溶け込んでいます。
出版業界での華やかなキャリアを捨て、故ジョン・シェーファーがナパ・ヴァレーのスタッグス・リープ・ディストリクトのヒルサイドにワイナリーを創立したのが1972年。ワイン造りなどまったく知らなかったジョンはワインメイキングの本を片っ端から読む事から始め、理想のワインを目指した。その後醸造学を学んだ長男のダグ・シェーファー、現在敏腕ワインメーカーとして腕を振るうイライアス・フェルナンデスが加わり、その品質は揺るぎないものとなりました。 100%ソーラー発電によってワイナリーの消費電力をまかなうナパ・ヴァレーで初めてのワイナリーとしても知られ、栽培や醸造においても環境保全型のワイン造りを早くから実践しています。 その味わいはいわゆるモダンスタイル。複雑で重厚感のあるその風味を霧と冷たい海風がもたらすスタッグス・リープ・ディストリクトの冷涼な気候が骨格となって支えています。 シラーが主体の"リレントレス"がワインスペクテーター誌の"世界のベスト100ワイン"において堂々の一位となるなど、近年ますますその品質に磨きがかかっており、疑いなくナパで最も成功しているワイナリーのひとつとして名が知れています。
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