例外的な天候が生んだ凝縮されたアロマが特徴のワイン
2016年はエルニーニョの影響で湿度が高く800mmの多雨でした。積雪や春霜、例外的な寒さ等、困難な収穫年の一つとなりました。しかしながら3月~4月の低気温及び低収量、低降雨により理想的な条件に恵まれ、不運に思われたシーズンのスタートとは異なる、幸運なフィニッシュとなりました。凝縮されたアロマ、そして見事に新鮮なパレットを兼ね備えた例外的なヴィンテージとなり、鮮やかなルビー色で、エレガントなブレンドがブラックベリーやプラムのアロマがスパイシーでフローラルなノートと共に魅力的な仕上がりとなりました。パレットは心地よい酸味とこのヴィンテージの特徴がバランス良く調和され、これから先の熟成への期待が高まります。
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「クロス・デ・ロス・シエテ」は7人のぶどう畑を意味します。著名なワインコンサルタント ミシェル・ロラン氏と彼に賛同したボルドーの醸造家6名が、メンドーサの近くアンデス山脈の麓ウコ・ヴァレーに、広さ850haの畑を所有したのが1988年です。畑のある土壌は小石、粘土、砂がメインで、標高1,200m、安定した気候で畑は南南西向き。通常は標高の低い所でしか手に入らないアンデスからの雪解け水が、この場所だけ小川の様に流れ込んでおり、井戸を掘れば水の貯蓄も出来る為、本当に自然に愛された場所となっています。ボルドーのグランヴァンのように醸造することを哲学に、フルボディの味わいながら、ミシェル・ロランの天才的なブレンドによって、繊細な複雑性のあるバランスのとれた仕上がりのワインが特徴です。今では世界50カ国 以上に輸出され、世界のワイン専門誌でも高く評価されています。
一般的なメンドーサ・マルベックの印象は、やや野生的で、タンニンの表現力がしっかりしているものが多い中、クロス・デ・ロス・シエテはタンニンのきめ細かさが特徴とも言えます。ワイン造りにおいて、収穫後の葡萄を1度の冷蔵庫に入れることで、果梗から酸味を果実に移行させたり、全てがグラヴィティ・システムによって管理されていることで余分な酸素接触を無くします。完璧な温度コントロールをすることで、バランスよくタンニンを抽出して仕上げています。タンニンのクオリティ・コントロールは、栽培から醸造に渡るまでの人による仕事に依存するところが大きく、タンニンのキメの細かさは、自然の恩恵による葡萄の質の高さと、ミシェル・ロランの醸造手腕とブレンド技術の高さがそのままワインに現れてると言えます。
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