今ドイツで最も注目を集めるビオディナミ農法(自然派)造り手。
今ドイツで最も注目を集める造り手の辛口リースリング。目の覚めるようなミネラル感が特徴でトロピカル・フルーツの芳醇な香りが溢れます。
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ワイナリーの歴史は19世紀初頭、ドイツ南部のファルツ地方で名声を誇った「ジョルダン・エステイト」に遡ります。1907年にフォン・ウィニング夫妻へと継承され、ワイナリー名は「Hauptmann von Winning'sches Edelweingut」に改められました。夫レオポルト・フォン・ウィニング氏の揺るぎない情熱に支えられ、クオリティは次のレベルへと昇華しました。彼はワイン造りに大変な情熱を注ぎ、現在のドイツ優良生産者組合「VDP」設立の功労者にもなります(VDPの前身にあたる「Deutscher Weinbauverband」の設立者でもある)。こうして、「フォン・ウィニング」の名前はそのまま優れた品質を表すようになります。
第一次大戦までの間、ファルツで最も輝くワイナリーとなりますが、大戦後の1918年、売却されたワイナリーはフォン・ウィニングの名を使用することが許されず、その名称を元の設立者の名であるダインハードに戻し、「Dr.ダインハード醸造所」に改めました。
「フォン・ウィニング」の名を冠した現在のワイナリーは、銘醸ワイナリーに再び命を吹き込むプロジェクトとして、2007年に起業家のアヒム・ニーダーベルガー氏の手により誕生しました。ダイデスハイムの銘醸ジョルダン・エステイト(いわゆるJordan'sche Teilung)を構成していた3つの醸造所、「Bassermann-Jordan醸造所」、「Von Buhl醸造所」、「ダインハード醸造所」を5年の歳月をかけて買い取ります。これら3つのエステイトは独立して運営されていますが、フォン・ウィニング家の流れをくむダインハード醸造所は、ニーダーベルガー氏が同家とと非常に親しい関係にあったことから、再び「ヴァイングート・フォン・ウィニング」として蘇り、最高責任者にステファン・アトマン氏を迎え入れることで新たな一歩を踏み出しました。
ワイナリーでは、「畑の可能性を引き出し、最高品質のワインを造る」ことをモットーに、フォン・ウィニングとドクター・ダインハードの二つのブランドを掲げてクオリティワインを生み出しています。長年受け継がれてきた遺産や伝統を大切にするとともに、最新の設備・技術をもってワイン造りを行っていくことで、新たな歴史を刻みはじめています。
■New Comer of the Yer 2012/ 「ゴー・ミヨー誌」
■New Comer of the Yer 2011/ 「ファルスタッフ誌」
■2012年ドイツ・ワイン醸造所ベスト100/「Vinum誌、Handelsblatt(経済紙)」
ドイツのエリート集団「VDP」の中でも、今、最も注目される造り手がフォン・ウィニング。1848年に設立、その後相続や売却を経て2007年、再び分散した3つのエステイトが統合されました。設備投資や様々な改良の結果、ますます品質が向上し、「伝統に根ざした新しいワイナリー」として復活。大量生産とは一線を画したワイン造りが認められ、「New Comer」として評価を新たにしています。
思わず息をのむ美しいワイナリーロゴのモチーフは、レオポルト・フォン・ウィニング氏が活躍した1900年頃に活躍した芸術家のエームケ氏の手による「W」の文字から採用し、それをモダンに仕上げることでワイナリーの伝統と現在の取り組みを表現しています。ロゴやラベルそれ自体が、ワイナリーの情熱と品質を語ることが大切だと考えています。
「私たちの目標は完全な状態で品種、テロワール、土地(ファルツ)、そしてフォン・ウィニングというワイナリーの個性を表現すること。それはつまり、グラスに注いだ瞬間から楽しんでいただけるワインです」
テロワールを重視する姿勢は、「自然を尊重しできるだけ寄り添って働く」、というレオポルト・フォン・ウィニング氏の信念に由来します。レオポルトが残した遺産は、今も変わることなく、ワイナリーに受け継がれ、ステファン・アトマン氏の指揮のもと、若く高いモチベーションを持ったチームの品質への追求と、オーナーの資金投資により、フォン・ウィニングは高品質ドイツワインの担い手であり続けています。
約10ヘクタールのグローセ・ラーゲ(=仏のグラン・クリュに相当)を含む畑は環境に配慮したきめ細かな手入れが行き届いており、アロマ豊かで完璧なブドウを収穫することができます。ワイナリーにおけるプレミアムワイン造りの鍵は、天然酵母醗酵(一部)や自然の清澄作用を促した方法を採用することで、「人間の介入をできるだけ最小限にとどめる」こと。それにより大量生産とは一線を置いた土地の個性を表現する、エレガントなワインを生み出します。
畑では環境に配慮した栽培を心がけ、ビオデナミとサステーナブル農法を実践。また完熟した100%健康なブドウを収穫するために、手摘みのチームを従来の8倍に増やしました。 約10ヘクタールのグローセ・ラーゲ(=フランスのグラン・クリュに相当)を含む畑は自社畑45ヘクタールのうち、80%は主要品種であるリースリング種を栽培しています。その他ピノ・ブラン、ピノ・グリ、シャルドネ、ゲヴュルツトラミネール、グラウア・ブルグンダー等、さらに黒ブドウではピノ・ノワールも栽培されています。2008年からはソーヴィニヨン・ブランも仲間入りしましたが、この品種は土壌(砂質や砂利土壌)を選び、十分な手入れがあって初めて可能となる、この土地では難しい品種の一つです。
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