今や入手困難!大人気生産者フーリエが造る、ジュヴレシャンベルタン!
よく熟しているがフレッシュで、ワイルドダークベリーやあたたかい土、可憐な花、シャクヤク、オレンジの皮、スパイスのニュアンスを帯びた濃厚なアロマがほとばしるように香り立ちます。快活でありながら上品さを纏っており、深みのある果実味と、円熟したタンニン、生き生きとした継ぎ目のない味わいが特徴的。活力を湛えた緊張感のある味わいで、緻密で力強い風味が、素晴らしい複雑味と長い余韻を生んでいます。ジュヴレの村名ワインとしては例になく高品質で、10年以上の熟成にも十分耐えうるでしょう。
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ドメーヌ・フーリエは、ジュヴレ・シャンベルタンでも指折りの良質なブドウ畑を所有し、その殆どは、20世紀初頭に植樹された古樹ばかりです。なかでも有名なのが、グリオット・シャンベルタンとクロ・サン・ジャックで、1910~1928年に植樹された樹齢80~100年の古樹が育ちます。この2本は、既に世界中のブルゴーニュ・ワイン愛好家の間で「カルトワイン」として知られ一定の地位を築いており、生産量が非常に限られているため、容易には手に入りません。
5代目当主ジャン・マリー・フーリエが総面積10ヘクタールの自社畑を有するドメーヌの経営を父から引き継いだのは1990年代の半ば、23歳の時でした。ジャン・マリーは、家族が営むジュヴレ・シャンベルタンのドメーヌの他、オレゴンのドメーヌ・ドルーアンやヴォーヌ・ロマネの伝説的な醸造家アンリ・ジャイエのもとでワイン造りの研鑽を積みました。ジャイエの下でクラシック・ヴィンテージと呼ばれる1988年のワイン造りに携わった経験を踏まえ、ジャン・マリーは偉大なワイン造りはブドウ畑に始まるという信念の下にジャイエの教えを踏襲し、ブドウの健康状態を保つために潔癖なまでに細部に拘り、人の手による干渉を最小限に留めてテロワールの持ち味を生かしたワイン造りを徹底しています。
「ワインを樽に収めてしまえば、あとはワインが自ら成長してゆくのを待つばかりで、セラーでやらなければならない仕事は殆どない。私の仕事の全ては、ブドウ畑にある。」とジャン・マリーは言います。フーリエはブドウ畑を可能な限り自然に近い手法で手入れし、ブドウの健康状態を最高の状態に維持するためには一切手間暇を惜しみません。収穫の際は畑で手摘みをする段階で非常に厳しい選別を行い、ドメーヌのワイン造りには、樹齢30年以上のブドウだけを使用します。
ジャン・マリーの造るワインは、素晴らしくピュアで透明感があり、鮮やかで生き生きとした果実味を特徴とします。新樽率はおよそ20%以下に抑え、SO2も必要最小限に抑えています。瓶詰前の澱引きと亜硫酸の使用を避けるため、瓶詰はドメーヌにて手作業で行われます。マロラクティック発酵で自然発生した二酸化炭素をワインと共に暫く置くことで酸素を追い払い、ワインのフレッシュな味わいを維持しています。澱引きをせずに16~20ヶ月熟成させることでワインは自然に清澄度を増すため、ろ過や清澄処理をする必要もありません。開栓直後のワインは、瓶内に融解した二酸化炭素を含んでいるため、酒齢の若いワインであればデキャンタージュすることをジャン・マリーは推奨しています。
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