シャンパーニュ地方で近年の最も偉大なヴィンテージ2012
2012年は収穫量が少ない年であり、その反面ブドウの成熟度が高くなり、凝縮感の高いアロマに仕上がりました。エレガントなシャルドネ、力強いピノ・ノワールのアッサンブラージュが豊かで完璧な調和をワインにもたらしています。52%の力強いピノ・ノワール、48%の上品なシャルドネで構成されています。
澄んだ輝きのある黄金色。きめ細やかで上品な泡立ち。ライムやマンダリンのフレッシュな柑橘系のアロマに加え、バランスのよい温かみのあるスモーキーなニュアンスが調和。ブラックベリージュースやブルーベリージュース、採れたての蜂蜜の質感とともにザクロやアーモンドの香りを楽しめ、非常に心地よい余韻が口中に広がります。
パイパー・エドシックはフローレンス=ルイ・エドシックが1785年に創業した、歴史あるシャンパーニュ・メゾンのひとつです。フローレンス=ルイは、「王妃にふさわしいシャンパーニュを(reussir une cuvee digne d'une reine)」という強い思いをもっていました。この言葉どおりに洗練を極めたエドシックのシャンパーニュは宮廷で人気を博すようになり、当時のフランス王妃マリー・アントワネットへ献上されました。
パイパー・エドシックは、モンターニュ・ド・ランス地区からコート・デ・バール地区に至る広大なブドウ畑を所有し、その中から厳選した100あまりの畑のブドウを使用します。ピノ・ノワールを中心に、シャルドネとムニエをブレンドし、リザーヴワインを10~15%加えることで、バランスが整い、フレッシュで上品な香りとフルーティーな味わいを持つ、美しい黄金色のシャンパーニュに仕上がります。また、すべての自社畑はHVE(High Environmental Value 環境価値重視認定)とVDE(Viticulture Durable en Champagne シャンパーニュ地方独自のサステイナブル認証)のダブル認証を取得しています。
シェフ・ド・カーヴのエミリアン・ブティヤ曰く、「ワインメイキングとはテロワールを尊重し、ブドウ本来のポテンシャルを存分に表現すること」。前任者であるレジス・カミュとともにワイン造りやテイスティングに多くの時間を費やし、2018年9月にパイパー・エドシックのスタイルと高い専門性を受け継ぐシェフ・ド・カーヴとなりました。
パイパー・エドシックは1993年から、国際映画祭の公式サプライヤーとなっています。偉大な女優マリリン・モンローはパイパー・エドシックのシャンパーニュを愛し、「寝る時に身に着けるのはシャネルの5番。毎朝欠かさないのはパイパー・エドシック。私の目覚めの1杯よ。」という言葉を残しています。また、第87回~92回(2015~2020年)のアカデミー賞授賞式で振舞われる唯一のシャンパーニュとなっています。
また、パイパー・エドシックは、毎年1月後半に豪州メルボルンで開催されるテニス4大国際大会の一つである全豪オープンの公式シャンパーニュとなっています(2019~2021年の3年間)。大会開催中は、バー「La Maison Piper-Heidsieck」を期間限定オープンし、多くの方々にパイパー・エドシックが提供されます。
かつて1999年ファッションデザイナーであるジャン=ポール・ゴルチエとのコラボレーションや、2010年シューズ・デザイナー、クリスチャン・ルブタンとコラボレーションした限定デザインボトルは脚光を浴び、近年では斬新でセダクティブ、フォトジェニックな限定パッケージが注目を浴びています。
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