世界トップレベルの赤ワインにしてオーストラリアワインの頂点「グランジ」。20年熟成で飲み頃に入りました!良い環境でキープすれば更に20年後、30年後にも楽しめる長期熟成ワイン。
2003年は、現チーフワインメーカーのピーター・ゲイゴが初めて醸造したヴィンテージ。色合いは、深紫から真紅の色。濃色のブラックベリー、プラリネ、ハーブ、モルトのアロマに、黒鉛や青々とした木々の香りで、豊潤でしっかりとしたタンニンが感じられます。口に含むと濃厚で、モカやモルトの樽香を感じます。力強い後味で、たくましさがあります。2012年~2038年が飲み頃のピークとなっており、今の時代より美味しくお召し上がりいただけます。
※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:ペンフォールズ
■生産地:オーストラリア > サウス オーストラリア
■生産年:2003年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■原材料:シラーズ97%、カベルネ ソーヴィニョン3%
■アルコール:14.5%
■内容量:750ml
■評価:ワイン アドヴォケイト92点、ワイン スペクテイター94点、ワイン&スピリッツ93点
■輸入者名:日本リカー 株式会社
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1844年、イギリスから移住してきた医師クリストファー・ローソン・ペンフォールド博士が南オーストラリア州マギルで、妻メアリー夫人と共に医療用として酒精強化ワイン造りを開始したのが、ペンフォールズの始まりです。1870年にクリストファー・ローソンが亡くなってから、彼の妻メアリー、義理の息子トーマス・フランシス・ハイランドが跡継ぎとなり、オーストラリア国内のワインマーケットを拡大し続けました。1950年代、消費者の嗜好の変化を反映してスティルワインにフォーカスしたワイン造りへ転向したペンフォールズは、「グランジ」を生み出したマックス・シューバートなど、熱意あふれる偉大なワインメーカーたちに支えられ、格別かつ大胆なワイナリーへと発展しました。創設から175年以上を経たペンフォールズは、比類なき傑出したニューワールドワインとして世界中で認められ、ワイン&スピリッツ誌の「ワイナリー・オブ・ザ・イヤー」を歴代最多の28回受賞するなど多数の受賞歴とともに、世界最高峰のワイナリーの一つとして知られるようになりました。
マルチ・リージョン、マルチ・ヴァラエタル。これがペンフォールズの特長的なワイン・メイキングの哲学です。最高品質のワインを安定して造るため、区画や地域、品種に縛られることなく、ワインスタイルに最適なブドウを探し求めます。その哲学はシャンパン・メゾンにも通ずるものがあります。ワインメーカーたちは実際に畑に赴き、自らの目で選んだブドウを、選果からブレンディングに至るまで注意深く見守ります。細部へのこだわり、これこそがペンフォールズ・スタイルです。
175年以上にわたるペンフォールズの歴史には、わずか4人のチーフワインメーカーしか存在しません。初代チーフ・ワインメーカー マックス・シューバートは1951年にグランジを世に送り出し、人生の大半をペンフォールズとともに歩みました。2代目チーフ・ワインメーカーのドン・ディッターはクヌンガ・ヒル、Bin707を、3代目ジョン・デュヴァルはRWTシラーズ、Bin407、ヤッターナを生み出しました。そしてペンフォールズの醸造哲学は現在のチーフワインメーカー、ピーター・ゲイゴへと脈々と受け継がれています。
ペンフォールズのアイコン・ワインであるグランジは多くのコレクターを魅了して止まない世界を代表する最高峰のワインの一つです。グランジは、初代チーフ・ワインメーカー、マックス・シューバートにより、1951年にマギル・エステートで初めて造られました。当初は、長期熟成タイプのオーストラリアワインが市場に受け入れられず、ワイナリーからも製造を中止するように命令されますが、マックスは隠れて醸造を続けます。それから月日は流れ、グランジが脚光を浴びるようになったのは1960年のこと。長期熟成の魅力を発揮したファーストヴィンテージがようやく評論家から高い評価を受け、晴れて正式に醸造が再開されたのです。その後グランジは現在の輝かしい地位を着々と築き、1955年ヴィンテージが米誌ワイン・スペクテイターの「20世紀における最も偉大なワイン12本」の一つに選出されるなど、その地位は不動のものとなっています。
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