
ビオンディ・サンティが所有するクローンを使用し、この畑のブドウで1981年に初のブルネッロをリリースした伝説のワイナリー!
チェルバイオーナとチェルバイオーラはある家系が所有する、農園の別々の一部でした。19世紀後半には、それぞれに別の所有者が現れたことで、別々のワイナリーとなりました。1977年からディエゴ・モリナーリ氏が所有し、1977年の最初の植樹の際に、BBS11(Brunello・Biondi Santi、vine・no.11)と呼ばれる、ビオンディ・サンティが所有するクローンを使用。この畑のブドウを使って、1981年に初のブルネッロ・ディ・モンタルチーノをリリースしました。こちらのワインは、単体でも申し分ないクオリティである、2019年のサンジョヴェーゼ・グロッソを中心に、2020VTのメルロとカベルネ・フランをブレンドした、ワイナリーの意欲作というべき一本です。メルロからは豊かな果実味、カベルネ・フランからは明るさとテンションが加わって、単一品種では表現できない複雑さを見せています。ワイン法により、Vino da Tavola(テーブルワイン)の格付けですが、仕上がりは、格付けからの想像をはるかに超える深みが感じられます。
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■生産者:チェルバイオーナ
■生産地:イタリア > トスカーナ州
■生産年:NV
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■品種:サンジョヴェーゼ グロッソ70%、メルロ16%、カベルネ フラン14%
■アルコール:13.5%
■内容量:750ml
■醸造・熟成:バリックと大樽で12-18ヶ月熟成
■輸入者名:株式会社フィラディス
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チェルバイオーナはシエナ県モンタルチーノの町から南東に約4km程、ブルネッロ ディ モンタルチーノの創始者として知られるビオンディ サンティから車で東に15分程のチェルバイアと呼ばれるエリアに位置しています。チェルバイアは14世紀頃から農園として知られ、元来この地に住む小作人たちによって古くからオリーヴオイルとワイン造りが行われていました。時代が進むにつれてチェルバイア近辺にはワイナリーがいくつかできますが、その中でも特に有名なのが、18世紀後半にできた後のチェルバイオーラとなる農園です。実は19世紀中ごろまで、チェルバイオーナとチェルバイオーラはある家系が所有する農園の別々の一部でしたが、19世紀後半にはそれぞれに別の所有者が現れたことで別々のワイナリーとなりました。チェルバイオーナは、1977年からディエゴ モリナーリ氏によって所有されており、元アリタリア航空のパイロットとして25年のキャリアを持っていた彼は、ワインへの情熱が人一倍強く引退を機にモンタルチーノに移り住むことを決意。ワイナリー購入当初、彼にはあふれんばかりの情熱がありましたが、異業種出身であったためワイン造りに関する知識はありませんでした。しかし醸造責任者を他から雇うということをしたくなかった彼は、まず関連書物をあさって勉強し、栽培・醸造工程を深く理解するため実際にワイナリーを何件も訪ね回ります。その中でも彼が最も影響を受けたのはビオンディ サンティで、特に伝統を重んじるという姿勢に共感したのです。そのため、ディエゴ氏は1977年の最初の植樹の際にBBS11 (Brunello Biondi Santi, vine no.11)と呼ばれるビオンディ サンティが所有するクローンを使用し、この畑のブドウを使って1981年、初のブルネッロをリリースしました。
一方で、ジュリオ サルヴィオーニ氏が所有するチェルバイオーラは、1985年に初のブルネッロをリリース。ジュリオ氏曰く「僕にブドウを植えるよう勧めてくれたのは、他ならないディエゴ氏だった。1985年の異常寒波がチェルバイオーラに代々植わるオリーヴの樹をダメにしてしまったが、ディエゴの助言があったおかげでブドウを植える決意ができた。」と語ります。現在、チェルバイオーナは4haの畑を所有しており、海抜は350~400m程で、区画はブドウの植樹年(1977年、1986年、2000年)によって大きく3つに分かれています。土壌はガレストロと呼ばれるトスカーナ地方特有の泥灰岩で構成。ブドウはオーガニック栽培によって育てられ、醸造は15hl、25hl、30hlと大きさの異なる開放型の木製発酵槽を使用。自然酵母による自然なアルコール発酵を行っています。過度な抽出をさけるためにルモンタージュは最小限に抑え、果房は手でピジャージュ。そのまま同じ容器でのマロラクティック発酵を行い、翌年の春まで澱と接触させます。その後、10hl、17hl、20hlのスラヴォニアオークの大樽に移し、ロッソでは12ヵ月、ブルネッロでは30ヵ月と規定を上回る樽熟成を行います。チェルバイオーナでは、収穫時にブドウのセレクションを行うだけでなく、セラーでも樽ごとのセレクションを行い、品質に納得がいかなければ全て格下げする程の徹底した品質主義で、ワイナリー購入から数十年の内に一気にスターダムにのし上がりました。また、トータルの年間生産量が20,000本と希少性が非常に高いことから、カルト ブルネッロの地位も確立しています。しかしながら、健康状態が良くなかったディエゴ氏は、2014年を最後にワイナリー売却を決意。するとすかさず、2015年に投資家のゲイリー リーチェル氏と元ビオンディ サンティでコンサルタントを務めたマシュー フィオレッティ氏らがチェルバイオーナを購入。新体制となったワイナリーは、2017年2月、ジャーナリストたちに対し「我々のワインに対してスコアやレビューをつけることを一切禁止する」という手紙を書き、数値評価が蔓延する今のワイン業界に一石を投じました。評価ではなく、純粋な好奇心を持ってワインの本質的な美しさ・尊さを味わうという考えは、伝統を尊重するディエゴ氏の意志を確実に受け継いでいると言えるでしょう。今後もブルネッロ ディ モンタルチーノ最高峰の生産者で居続けることは間違いありません。
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