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Nugan Estateヌーガン エステート

ヌーガン エステートは1940年、オーストラリアはニュー サウス ウェールズ州、シドニーから約600Kmの内陸のグリフィスに設立されました。もともと青果を選別 包装して市場に出荷する事業から出発したこのヌーガンでしたが、70年に入りフルーツジュースの生産事業とそれを輸出する事業に着手したことが、ヌーガン エステートの事業であるブドウ栽培とワイン生産の礎を築くことになります。そして1999年、大変品質の良い貴腐ブドウが育つことで有名なリヴァリーナの地にワイナリーを構え、ヌーガン エステートはヌーガン グループの一事業として出発することになりました。
現在はリヴァリーナの他にヴィクトリア州のキングヴァレー、南オーストラリア州のマクラーレンヴェイルやクナワラなど、オーストラリア最高のテロワールと言われるエリアのブドウ畑からもワインの生産を行っており、所有栽培面積はブドウ畑だけで590haに及びます。年間10000トンものキャパシティーを誇る醸造場の責任者はダレン オーワーズ。26歳という若さで醸造責任者に抜擢されたダレンは2004年、年1回オーストラリアで開催される優秀な若手醸造家を選出する「Wine Society’s Young Wine Maker」でベスト メンバーズ チョイスに選ばれるほどの実力者です。またコンサルタントとして、オーストラリア、特にマクラーレン ヴェイルのワインにおいて伝説的ともいえる高名な醸造家ブライアン ライトに助言を得ています。
もともと青果の栽培からスタートしたヌーガンでしたが、そのワインの輸出量は設立からわずか10数年で国内トップ20に入り、オーストラリアワインの権威、ジェームズ ハリデーからはグランジと同じ5つ星の評価を受ける名実ともにプレミアムワイナリーとして成長を遂げました。

「ヌーガン エステートはワインシーンにおいて旋風のごとく現れたライジング スターである。ヌーガン エステートはミチェル ヌーガン率いるヌーガン グループの一事業部をなし、2000年には輸出量の多い企業としてトップグループの仲間入りを果たしている。1990年の半ばから優良な畑の取得を周到に推し進め、リヴェリーナのクックタマ（335ha)やマヌカ グローヴ(46ha)の他、キング ヴァレーにフラスカズ レーン(100ha)、マクラーレン ヴェイルにマクラーレン パリッシュ(10ha)を所有している。そのほか、クナワラの契約農家から毎年1000トンのブドウの供給を受け、一部はボトリングされ、そして一部はバルクとして出荷されている。現在ヌーガン エステートの運営はミチェルの息子であるマシューと娘のティファニーの手にゆだねられているが、彼らのワインビジネスに対する熱意によってヌーガン エステートをさらなる高みと駆け上がっていくだろう」
（ジェームス ハリデー）