
バローロやバルバレスコの造り手の名手が最高級ワインを作る感性で造る力強く雄大なピノ・ネーロ100%のヴィンテージ ブラン ド ノワール。
グラスに注ぐと、繊細な泡立ちとともに、イーストや焼きたてのパンのような香ばしいアロマが広がります。口に含むと、フレッシュでキレのある酸味と、豊かなミネラル感が印象的。凝縮感のあるフルボディでありながら、見事なバランスを保っています。ドサージュ(補糖)なしのパドゼ製法が、ブドウ本来のポテンシャルと、48ヶ月に及ぶ瓶内熟成による複雑味を見事に引き出しています。
先日、コントラットの輸出部長のルカ氏と一緒にテイスティングをした時に感じたのはワインの「温度」。フレッシュで美しくエッジの効いた酸味が個性ですがやや強めに感じられてしまう方もいらっしゃると思います。その時は少し温度を高めてみてください。柑橘系の酸味がとてもジューシーで心地よく変化します。シャンパングラスではなく大ぶりのブルゴーニュグラスで飲むことをルカ氏も進めておりました。これはジャック・セロスもそうなのですが、瓶内二次発酵させる前の原酒となるワイン自体がとても美味しい完成されたワインを造ってから二次発酵させるからだと仰ってました。
特別な日の乾杯にはもちろん、食中酒としてもその実力を発揮します。魚介料理や鶏肉料理、また熟成したチーズなどとも素晴らしいマリアージュをお楽しみいただけます。
※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:コントラット
■生産地:イタリア > ピエモンテ州 > アルタ ランガ
■生産年:2019年
■タイプ:白スパークリングワイン 辛口
■原材料:ピノ ネロ (ピノ ノワール)100%
■アルコール:12.5%
■内容量:750ml
■醸造:8月最終週に手摘みで収穫。ブドウは冷却後に破砕し、フリーランジュースのみを使用。
■熟成:一次発酵の後、収穫翌年の6月までステンレスタンクで熟成させ、瓶詰。瓶内二次発酵の後48ヶ月澱とともに瓶内で熟成。
■ルミュアージュ(動瓶):全て手作業で、4週間かけて行われる。
■ドサージュ(補糖):なし。
■参考評価:2015年 ガンベロロッソ 2ビッキエーリ、2014年 WA 94pt
■輸入者名:モンテ物産株式会社
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コントラットは創業1867年、イタリアではじめてメトド・クラッシコ製法によるミッレジマート(ミレジム=ヴィンテージ入り)・スプマンテを造ったワイナリーです。20世紀初頭にはイギリスやヨーロッパ各国の王室を顧客に抱え、イタリアの高級スプマンテメーカーとして広く知られていました。2007年からはピエモンテのスターワイナリーのひとつ、ラ・スピネッタのオーナーにして醸造責任者のジョルジョ・リヴェッティ氏がスプマンテ造りに携わり、2011年には同氏がコントラットのオーナーとなって高品質なスプマンテを生み出し、注目を集めています。
リヴェッティ氏は大のシャンパーニュ愛好家で、彼が持つブドウ栽培技術とコントラット社のスプマンテ造りのノウハウを融合すれば、高品質なシャンパーニュと肩を並べられるスプマンテがきっと造れるはずだという確信を持って取り組みました。最低熟成期間を18ヶ月から36ヶ月に延ばしたり、ラ・スピネッタ社と同じく徹底した収量制限をしたり、ヴィンテージごとの味を表現するためにに全てヴィンテージ入りにするなど、大幅な改革を行うことで品質は飛躍的に向上しました。
イタリア屈指の高品質ワイン産地ピエモンテで、「アルタ・ランガDOCG」という瓶内二次発酵のスプマンテが近年注目を集めています。DOCGに昇格したのは2011年とまだ歴史は浅いものの、イタリア国内の他の瓶内二次発酵スプマンテと比べても厳しい生産規則が定められ、有名バローロの生産者またピエモンテワインの明確なアイデンティティをもったスプマンテとして、その地位を確立し始めています。
アルタ・ランガの生産地区はピエモンテ州南東部にあるクネオ県、アスティ県、アレッサンドリア県のタナロ川右岸の丘陵地帯。標高は生産規則では250m以上と定められていますが、500mほどの畑が多く、800mに及ぶこともあります。標高が高く、渓谷に近い畑であることから冷涼な気候で、昼夜の寒暖差が大きくなるため、ワインはしっかりとした酸とアロマを持つようになります。また、バローロやバルバレスコ地区と同様の泥灰土、石灰粘土土壌で、堅固なミネラルがこの土壌からもたらされるとされています。
アルタ・ランガのスプマンテの醸造で特徴的なのは、その熟成期間です。シュール・リー(澱とともに寝かせること)の状態で最低30ヶ月(リゼルヴァは36ヶ月)の瓶内熟成を行う必要があり、シャンパーニュの12ヶ月と比べても格段に長い熟成期間が設けられています。
また、もう一つの特徴として挙げられるのは、ヴィンテージの入った、ミッレジマートだけが認められているということです。スパークリングワインには珍しいことですが、毎年均一な味わいを保つことよりもそれぞれのヴィンテージを表現した味わいのワイン造りを行うという意思の表れとされています。
コントラットはいち早くアルタ・ランガの生産に注力し、筆頭となる造り手の一つとなっています。
コントラットでは、瓶内熟成もさらに伸ばしており、自社の基準で最低48か月と法定規則よりも12か月長く設定していて、さらにドサージュ(補糖)も一切行いません。徹底的に自信をもった高品質なブドウを使っているからこそ発揮されている熟成のポテンシャルであり、また補糖といったテクニックに頼らないスプマンテ造りが実現されています。
圧倒的な品質追求の取り組みを行ってスプマンテ造りを行うコントラットは、アルタ・ランガ生産者の中でも一目置かれる存在としてアルタ・ランガの地位向上を牽引しています。
コントラットには、地下32mの深さに大理石をくりぬいて造られた5,000平方メートルもの広さのセラー(熟成庫)があります。 セラーの中は年間を通じて温度12~13度、湿度も適度に保たれ、メトド・クラッシコの熟成に最適な環境となっており、今もコントラットのスプマンテ熟成に使用されています。 このカテドラル・セラーはカネッリの丘の地下に広がっており、LE CATTEDRALI SOTTERRANEE DI CANELLI(カネッリ の地下大聖堂)としてピエモンテのワイン造りの歴史と併せて、ユネスコ世界遺産に登録されています。
また、コントラットのアイコン、シャンパングラスを持って踊る女性の絵。この印象的なラベルはイタリア人デザイナー、レオネット・カピエッロ氏が1922年にコントラットのためにデザインしたものです。
レオネット・カピエッロ氏は、ベル・エポックと呼ばれる19世紀末から第一次世界大戦前のパリが繁栄した華やかな時代に活躍し、カンパリやフローリオ、チンザノなどのポスターのデザインも手掛けました。
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