900年近くの間、一切細分化されていない、1141年から続くモノポールのグラン・クリュがクロ・ド・タールです。今回は世紀のグレート・ヴィンテージ2020年のバック・ヴィンテージが限定入荷しました
クロ・ド・タールは、モレ・サン・ドニの南端に位置する7.53haのグラン・クリュで、今日まで900年近くの間、一切細分化されていません。
歴史は1141年まで遡り、シトー派に属するタール女子修道会により、この畑が築かれました。植えられているブドウの平均樹齢は60年で、もっとも古い樹は、100年を越えるものもあります。
こちらのワインは、色調は濃く、集中度がとても高いです。香りはカシスやグリオットなど黒い果実を連想させ、熟した梗がもたらすわずかなスパイシーさも感じられます。
肉付きのよいボディには張りがあり、堅牢なストラクチャーで、タンニンはとてもキメ細かく、果実味の中にきれいに溶け込んでいます。
柔らかさと力強さが渾然一体となっており、若いうちからも楽しめそうですが、長期熟成のポテンシャルを感じさせる、非常に洗練された素晴らしい秀逸なワインです。
※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:クロ ド タール
■生産地:フランス > ブルゴーニュ > コート ド ニュイ > モレ サン ドニ
■生産年:2020年
■タイプ:赤ワイン ミディアムボディ
■原材料:ピノ ノワール100%
■アルコール:14.0%
■内容量:750ml
■醸造:ミクロクリマ別に収穫と選果をし、それぞれ別に仕込む、除梗の有無はその年のブドウの状態によって判断する
■熟成:アルコール発酵後、新樽に移し10ヶ月間の熟成させ、その後地下のセラーでさらに樽熟、瓶詰め後に気温13度、湿度75%に保たれた最も地下深いセラーにて保管
■参考評価:Vinous96-98点、Jasper Morris MW96-98点、WA95-97点
■輸入者名:株式会社ラック コーポレーション
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モレ サン ドニの頂点、クロ ド タール:900年の純潔を守るクロ ド タールがブルゴーニュにおいて別格視される最大の理由は、その驚異的な歴史の連続性にあります。1141年にシトー修道会から派生したタール修道院が所有して以来、約900年もの間、7.53ヘクタールという広大な面積を誇りながら、一度も分割されることなく単一の所有者(モノポール)によって守り抜かれてきました。
あのロマネ コンティやラ ターシュでさえ分割の歴史を持つ中で、この「不変」の事実は極めて異例です。1791年にマレイ モンジュ家、1932年にモメサン家、そして2018年からはシャトー ラトゥールのオーナーとして知られるフランソワ ピノー氏率いるアルテミス ドメーヌへと、所有者がわずか4代しか変わっていない点も、この地の尊さを物語っています。
周囲を1.2kmのクロ(石垣)に囲まれたその内部には、一見して均一な斜面が広がっていますが、実際には極めて複雑な地質構造が隠されています。標高270m〜300m、東南東を向いた理想的な日照条件の下、土壌は粘土と石灰の比率やミクロクリマによって6つのタイプに細分化されています。
ここに根を下ろすのは、平均樹齢60年、中には100年を超える古樹です。この複雑な土壌構成と、マサル セレクションによって守られた多様な遺伝子が、ワインに圧倒的な深みと「クロ ド タール特有」の複雑なニュアンスを与えています。
2019年、シャトー グリエで辣腕を振るったアレッサンドロ ノリ氏が栽培醸造責任者に着任したことで、ドメーヌは劇的な進化を遂げています。ボルドー大学との共同研究により、土壌や仕立て方を踏まえた「新しい区画マップ」を作成。これに基づき、全16もの微細な区画ごとに最適な全房比率や収穫タイミングを決定する、極めて緻密なアプローチが導入されました。また、2019年からは最新の醸造施設を稼働。大容量のステンレスタンクから、20hl〜40hlの小型木製発酵槽へと切り替えることで、各区画の個性をより鮮明に表現することが可能となりました。
近年のクロ ド タールは、かつての濃厚なスタイルから、より「鮮烈さとテロワールの純度」を追求する方向へとシフトしています。新樽比率を段階的に引き下げ(2018年80%→2019年65%)、抽出を穏やかに、ルモンタージュ(液循環)を軽く行うことで、偉大なグラン クリュに相応しい凝縮感を保ちつつも、シルクのように繊細なタンニンと伸びやかな酸を引き出しています。
ワイン アドヴォケイト誌が「テロワールの表現がさらに高いレベルに達している」と評した通り、圧倒的なストラクチャーのなかに、震えるような生命感とフィネスが共存する、まさに「王者の品格」を備えたワインへと進化を続けています。
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