イタリアにおける「保護指定原産地表示」。バルサミコ酢をはじめ、ワイン、チーズなど、伝統的製法によって造られた食品に付与される認証で、原料、製造地域、熟成期間など厳しい管理のもと、規定に沿って作られることで認定を受けることが出来ます。

もう1つの制度、「IGP（Indicazione Geografica Protetta）保護指定地域表示」は、イタリアの州など広い地域を対象とした商品に認定が行われますが、D.O.Pは町や村などの、さらに狭い範囲に絞った選定基準を通過した商品のみに認証されており、現地ではしばしば最高級品として取扱いされています。

バルサミコ酢におけるD.O.Pの認証には、グレープモストのみで造られ、規定のブドウ品種^[1]、材質の樽^[2]を使用、さらに12年以上の熟成を経ていることが基準となります。

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^※1【ブドウ品種】ランブルスコ、サンジョヴェーゼ、トレッビアーノ、アルバナ、アンセロッタ、フォルタナ、モントゥニ
^※2【樽の材質】オーク、セイヨウネズ、栗、桜、トネリコ、桑