IGP
(Indicazione Geografica Protetta)

イタリアにおける「保護指定地域表示」。バルサミコ酢をはじめ、ワイン、チーズなど、伝統的製法によって造られた食品に付与される認証で、産地や伝統に根付いた製品を保護する規格。厳しい品質基準を満たした製品にのみ認定されます。

バルサミコ酢においては、グレープモスト、ワインビネガー、2%以下のキャラメル(着色料)でつくられ、60日以上の熟成を経た商品のみにIGP認証が付与されます。

その中でも IL BORGO DEL BALSAMICO の商品は、キャラメル(着色料)は一切使用しないことが特徴の1つ。また、ティネッロシリーズでは1年~3年以上、イル ボルゴ シリーズでは3年以上の熟成期間を経ており、”AGED(熟成)”の表記がされています。
IGPの規定である「60日以上の熟成」よりもはるかに長い期間を経て作られているため、高級フレンチ料理などで添えられるような、美しい芸術品を作るように彩られるバルサミコ酢のように、粘度が高く、糸を引くように液体が滑り落ちる質感となっています。 また、光に当てると美しい半透明の琥珀色をしており、本物のバルサミコ酢ならではの、酸味と甘味のバランスが良い複雑な味わいを楽しむことができます。

IGP認証の対象は、イタリアの州などの広い地域を指していますが、もう1つの制度、「D.O.P(Denominazione di Origine Protetta)保護指定原産地表示」は、町や村など、さらに狭い範囲に絞った選定基準を通過した商品のみに認証されています。