
卓越した成功作に数えられるグレートヴィンテージ2009年。ラベルデザインはインド出身のイギリス人彫刻家アニッシュ カプーア。
※こちらの商品は下記生産年(ヴィンテージ)もご用意しております。
・生産年1988年製
2009年、自然は非常に寛大で、特にブドウ樹の植物生育サイクルと果実の成熟にとっては異例なまでに好条件の年となりました。冬は通常より少しばかり寒く、それでもこの地方では、3月までに204時間の日照量を享受しています。これは過去30年の平均を上回る数値です。春の天候は、4月は非常に多湿で、5月にはしばしば雷雨に見舞われます。6月半ばから本格的な夏を迎え、豊富な日照量と低い降水量が特徴的でした。雨天に見舞われても実際の降水量は微量で、重度の水分ストレスと好天続きの天候条件により、果実成熟はゆっくりと完熟を得ることが出来ました。9月に入っても、日中は高い気温を観測する一方で夜間は冷涼な日が続き、果実にとっても理想的な天候となりました。このような天候のもと、アロマ成分の凝縮およびアントシアニンの蓄積が効果的に得られ、収穫までの期間、完璧な状態でブドウ畑を管理することが出来ました。メルロの収穫は9月23日にスタートし、10月6日、カベルネ ソーヴィニヨンで収穫作業は完了しています。ブドウの状態は非常に健全で、甘みも十分で果実味豊かです。品質のポテンシャルの高さがうかがえます。2009年は確実に偉大なるヴィンテージのひとつとして記録に残るでしょう。
※商品画像と実際の商品の生産年(ヴィンテージ)が異なる場合がございます。正しくは商品名および詳細欄の生産年をご確認ください。
■生産者:シャトー ムートン ロートシルト
■生産地:フランス> ボルドー > メドック > ポイヤック村
■生産年:2009年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■品種:カベルネ ソーヴィニヨン88% メルロー12%
■アルコール:13%
■内容量:750ml
■評価:ロバート パーカー99点 ワイン スペクテーター90点 ワイン エンスージアスト96点
■輸入者名:株式会社 モトックス
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18世紀、シャトー ムートン ロートシルトの畑は、ラフィットやラトゥールと同じく、ニコラ アレクサンドル ド セギュール侯爵の所有にありましたが、1853年から世界的にも有名なユダヤ系の大富豪、ロスチャイルド家のイギリスの分家に属する、ナタニエル ド ロスチルド男爵の所有となります。その2年後、メドック格付けが制定されるわけですが、ムートンはこの格付けで2級とされます。1級がとなれなかったのは、オーナーがフランス人で無かったから、という説もあり、ムートンは1級昇格をめざし地道にロビー活動を行ったと言われています。1922年には、ナタニエル男爵の曾孫のフィリップ ド ロスシルド氏がシャトーを引き継ぎ、様々な功績を残しました。1924年には、完全にシャトーで瓶詰めを行うシステムに変更。この頃、まだまだ多くのシャトーが樽で出荷を行っていました。ワインの保管場所の為に、『グラン シェ』(=樽を寝かせるセラー)を建設。また、1933年に小さなネゴシアンを買収し、ムートン カデを中心としたワインの生産販売をするビジネスを展開していきます。そして、1933年にはムートン バロンヌ フィリップ(後にダルマイヤックと改名)を、1970年にはクレール ミロンを購入しました。また、彼は1945年から毎年違う現代美術家の制作したオリジナル作品のラベルを採用する事にしました。そしてついに、長年の努力が実り、1973年シャトー ムートン ロートシルトはメドック格付け1級に昇格したのです。
1988年にフィリップ ド ロスチルド氏が亡くなります。娘であったフィリピーヌ ド ロスチルド男爵夫人は、当時舞台女優として活躍していましたが、父の後を継ぐ事となりました。1991年に辛口白ワイン、『エール ダルジャン』の生産を始め、1993年にはセカンドワインである、『ル プティ ムートン ド ムートン ロートシルト』の生産を始めました。様々なコラボレーションのワインも積極的に手がけ、1979年から始まっていたカリフォルニアの『オーパス ワン』の地位を確立させ、1997年にはチリでコンチャ イ トロ社と『アルマビバ』、2003年には南フランスで『ドメーヌ ド バロナーク』の生産を始めました。夫人が2014年に80歳で亡くなった後は、彼女の3人の子供達がシャトーの経営を担っています。
ちなみに、シャトー名のムートンというのは『羊』という意味ですが、後半のロートシルトという部分は、『ロッチルド』『ロスシルド』とも発音されたりします(国によって主な呼ばれ方が違ったりするようです)。シャトーのHPでは、ワインの名前に『ロスチャイルド』という表記を使っていますが、日本では『ロートシルト』と呼ばれることが多いようです。
ファーストラベルである、『シャトー ムートン ロートシルト』は、毎年ラベルの絵がかわるのが特徴的です。メドック格付けの中では、他にこのようなシャトーはありません。毎年冬頃になると、3年前のヴィンテージがリリースとなる(醸造 熟成に3年ほどかける)のですが、その際にラベルの絵も発表されます。毎ヴィンテージちょっとしたニュースになります。過去にはキース へリング(1988)や、シャガール(1970)、ピカソ(1973)等の絵も採用されています。自分の生まれ年の絵を見てみると面白いです。ちなみに、ラベルの絵、もしくはデザインに選ばれたアーティストへの謝礼は、ムートンのワインで支払われる、と言われています。
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