
バローロの歴史上、絶対無視できない重要な造り手の1人。標高280mの南西向き斜面に広がる モノポール 「モンプリヴァート」
ジュゼッペ マスカレッロの特徴として他に類を見ないほど薄い色合い。しかし枯れたニュアンスは一切ありません。水晶の如き透明感は信じられないほど複雑性が高く、ジュゼッペ マスカレッロのワインに対する思いが表現されています。彼等にとって重要なのは色調ではなく、質の高いタ ンニンのみを残すこと。リリースまで38ヶ月の熟成を経て完成するモンプリヴァートは、スパイスや豊富な花の香りが絡み合い、荘厳で厳格なタンニンを持ちながらもシルキーな口当たりは官能的で包み込まれていくようです。モンプリヴァートは長命であることから、長く貯蔵庫に寝かせて節目節目でその味わいを楽しみことも良いでしょう。
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■生産者:ジュゼッペ マスカレッロ
■生産地:イタリア > ピエモンテ州 > バローロ カスティリオーネ ファレット モンプリヴァートDOCG
■生産年:2019年
■タイプ:赤ワイン フルボディ
■品種:ネッビオーロ100% (ミケとランピアに少量のロゼ)
■アルコール: 14.5 %
■内容量:750ml
■収穫:10月中旬 手摘み
■醸造:セメントタンクとステンレスタンクで20~25日間マセラシオン。
■熟成:ミディアムサイズのスラヴォニアン・オーク樽で38ヶ月間熟成。
■評価:WS 97点(同誌で過去最高得点に並ぶ)
■飲み頃予想:~2045年
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伝統的なバローロと言えば必ず名前の挙がる造り手、ジュゼッペ マスカレッロは、他のどの造り手のワインとも違います。1881年に、初代ジュゼッペ マスカレッロ氏が、モンフォルテ ダルバで葡萄栽培農家を始めたことが始まりです。1904年に初代の息子、ムリッツィオ氏がモンプリヴァートを購入。この畑のポテンシャルを知っていましたが、彼の重要な葡萄はバルベーラでした。1919年には、モンキエロの製氷所だった建物を購入、カンティーナに改装しました。バローロの造り手はバローロのエリア内で醸造をしなくてはいけないという法律でしたが、ジュゼッペ マスカレッロは例外として、モンキエロでの醸造を許されています。この建物は氷を貯蔵する倉庫であったため、温度が低く保つことができ、彼等のワインに影響を与えています。1921年、モンプリヴァートにネッビオーロ「ミケ」が 植樹され、この畑はバローロを代表する畑として神格化されていきました。1967年に、現当主マウロ マスカレッロ氏が引き継ぎ、現在、妻のマリア テレザ氏、息子のジュゼッペ氏と共にワイン造りを行っています。
マウロ マスカレッロ氏は、伝統的ジュゼッペ マスカレッロの歴史を次々に改革していきます。1970年から畑毎の個性を重視し、アッサンブラージュを止め、単一畑の醸造を始めます。1980年代はマセラシオンを30日まで短くし、ポンピング オーバーを強めに行っていました。若いワインは良かったものの、熟成による深みに満足できなかったためです。1990年代に入ると、先代と同じ60日の長期マセラシオンに変更。ポンピング オーバーを止め、ピシャージュに戻しました。彼等のワインの最大の特徴である淡い色調は低い温度のカンティーナで、あまり果実を動かさずに発酵することで実現しています。果皮の動きを必要最低限にすることで、バクテリアの繁殖を防ぎながら、低めの温度でゆっくり発酵します。これで過度な果皮からの抽出が起こりません。発酵後半、温度上昇と共に色素は抽出され一瞬色調は濃くなりますが、すぐに色素は落ちていきます。彼等にとって重要なのは色調ではなく、質の高いタンニンのみを残すことです。
彼等の周遊畑は歴史的に見ても重要な畑ばかりですが、やはり最も重要な畑は1904年に取得したモンプリヴァート。標高280mの南西向き斜面に広がるモノポールで、凝灰質、泥灰質土壌に強い石灰質が含まれています。極端に痩せた土壌は表土が白く、1つ北のカヴァロットが周遊する「ブリッコ・ボスキス」はグレーがかった表土なので全く違います。1666年に、既にモンプリヴァートは偉大な畑として認定されており、バローロの歴史上最も古い畑の1つであり、バローロの典型ともいえます。
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