
近年、ますます注目を集める 「オレンジワイン」 。本ページではオレンジワインの解説とおすすめの商品をご紹介いたします。
名前から果物のオレンジから造られたワイン?またはオレンジを漬け込んだフルーツワインを想像してしまうかもしれませんが、実はブドウから造られたれっきとしたワインです。
「オレンジワイン」 は、白ブドウを使用して赤ワインと同じ製法で造られた琥珀色のワインを指します。黒ブドウを使って白ワインのように造るロゼワインと対極の存在と言えるでしょう。
オレンジワインの起源は、約8000年前までさかのぼります。ワイン発祥の国ジョージアでは、クヴェヴリ(素焼きの壺)を地中に埋めこみ、その中でブドウの果皮や種を果汁と一緒に発酵させる伝統製法があります。クヴェヴリで醸造された白ワインは、琥珀色の色調となり、ジョージアでは「アンバーワイン」と呼ばれ親しまれてきました。
ここ数年のジョージアワインの普及に伴い、このワインはさらに身近な存在になり、現在では世界的に「オレンジワイン」と称され、人気を集めています。ヨーロッパの国々の他、今ではオーストラリアやアメリカなどでも造られているほどです。
ブームとなった最大の理由で、オレンジワイン流行の原動力と言われています。通常、白ワインは自然の酸化防止剤であるタンニンを持たないため、赤ワインに比べると亜硫酸(酸化防止剤)が多めに必要。実際にEUの規定でも、白ワインは赤ワインより若干多い亜硫酸を含むことが認められています。
しかし、オレンジワインは赤ワインと同じようにタンニンがあるため、亜硫酸の添加を控えたワイン造りが可能。
ここに目を付けたのが、世界的ブームとなっているナチュラルワインの生産者です。彼らは、白ワインをオレンジワインとして造ることで、自分たちのワインへの添加物を少なくすることができました。そうして添加物の少ない最新のワインとしてナチュラルワインブームに乗り、世間に認知されました。
つまり、オレンジワインブームはナチュラルワインブームの派生の一つだと言えます。しかし、現在ではナチュラルワイン生産者以外もオレンジワインを造るほど一般的なカテゴリーになっているので、必ずしもオレンジワイン=ナチュラルワインではありません。
オレンジワインの独特の風味と旨味たっぷりの味わいは、様々な食材と相性が良いのが特徴です。
白ワインのようなフルーティーさと赤ワインの渋みを感じるため、他のワインと比べて合わせる料理の幅が広がります。そのためワインには合わせないほうが良いと言われてきた食材ともマッチし、新たなフードペアリングを楽しめるのです。
例えば辛味のあるものや豆、魚卵。白ワインよりも飲み応えがあり、赤ワインほど渋みが強くない中間的なオレンジワインは、双方の良いとこ取りのように食材の魅力を引き出してくれます。
近年、料理の味わいも繊細なものが増えている中で、複雑性のあるオレンジワインが合わせやすいことが、ソムリエや料理家からも注目されています。当店ソムリエのおすすめは特に『和食』。お刺身やたたき、魚貝や山菜の天ぷら、煮魚など、和食との相性は抜群です。また、ポン酢との相性もよいので、様々な料理と合わせてぜひお試しください。
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フランス アルザスの異端児として注目されている生産者が造る旨味が深いユニークなオレンジワイン!オステルタッグは昔の言葉で「復活祭」を意味し、復活祭にちなんだ羊が家紋、そしてドメーヌのロゴとなっています。こちらのワインはエチケットに羊のキャラクターが描かれています。少々軽いオリが見られますが、それは非常に素晴らしい輝きとワインの酸化に対する耐性を保証してくれます。
5,630円(税込)
輸入元希望小売価格 : 7,040円(税込)
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スカルボロの人気オレンジワイン!熟成をステンレス製タンクで行うことにより、葡萄の香りやフレッシュな酸味・果実味が際立ったオレンジワインとなっています。薔薇やアプリコット、ハニー ペッパーのニュアンスがあり、溌溂とした八朔のような酸味がお食事との相性を更に高めます。醸造過程で皮を漬け込む製法のため、ワインの温度が高まってくると酸味・果実味に皮由来の渋みも加わり、味わい・香り共に複雑性が増してきます。「ラマート」は銅色を意味し、その名の通りの美しい色調のワインです。
3,800円(税込)
輸入元希望小売価格 : 4,180円(税込)
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オレンジワインの入門にぴったりなワイン!タンニンは程よくクリーンな味わい。果皮由来の厚みとコクはピノグリージョらしく、エレガントでリッチなテイストは生産者のらしさを感じる。香りに薔薇やアプリコットの特徴があり、味わいはミント、ハチミツ、スパイス、カスタードクリーム、白コショウなど複雑性が高いが混じり気が全くなくキレイにワインの中に溶け込んでいます。
4,500円(税込)
輸入元希望小売価格 : 4,950円(税込)
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ジョージアを代表するブドウ品種に特化したワイナリーです。2008年に創設されたシュフマン ワインズの創設者ブルクハルト シュフマン氏は、ジョージアの伝統的なワインの製法にドイツの類まれな技法を用いて、時代に相応しく、記憶に残るワイン造りを行っています。ジョージアの主要な黒ブドウ品種サペラヴィを中心に、ルカツィテリ、ムツヴァネ、キシィといったジョージアの土着白ブドウ品種や、国際品種も栽培しています。(ちなみに、ジョージア固有のブドウ品種は525種類あるそうです。)
3,000円(税込)
輸入元希望小売価格 : 3,806円(税込)
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ジョージアの伝統的なワインの製法にドイツの類まれな技法を用いて独自の製法で造られるオレンジワイン!すべて手摘みで収穫した良質なブドウのみを選定後に破砕。クヴェヴリで6ヶ月間全房発酵させて造られました。豊かな香りの花、洋ナシや桃、メロンの香りを感じ、しっかりとした骨格のある味わいです。
2,500円(税込)
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40日のスキンコンタクト(果汁に果皮を浸す製法)で魅力的な味わいを抽出したゲヴェルツトラミネールのオレンジワイン。オレンジの花、ハニーサックル、カモミールのアロマに肉厚なライチのフレーバー。微かな苦味がきれいな酸味と華やかな果実味を引き立てています。じわりと旨味が効いてくる味わいが最高のマリアージュを演出します。和洋中、なんでも日常的に食べる日本の家庭料理に更なる彩が加わります。
3,300円(税込)
輸入元希望小売価格 : 4,070円(税込)
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アメリカで最も売れているオレンジワイン!通常より遥かに長いスキンコンタクト(果汁に果皮を浸す製法)で、底なしの旨味。典型的なオーク樽ではなく、アカシア樽がレモンのようなハーブの香りを加えます。フレッシュアプリコット、白桃、ハイチオレンジ、スイカズラ、マジパンのフレーバー。タンニンは穏やかで、酸味のバランスが絶妙です。様々な葡萄の特徴が温度変化やグラスのスワリングにより現れてきます。
3,000円(税込)
輸入元希望小売価格 : 3,520円(税込)
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