
徐々に秋も深まり、赤ワインもようやくじっくりと楽しめる気温になってきました。
今回は秋の夜長に楽しむボルドーワインをご紹介いたします。
【ボルドーワインの魅力】
ワインの歴史、生産量、どれをとってもボルドーは世界を圧倒しています。フランス史上2度もボルドーに首都が置かれたことをご存知でしょうか。フランスにとって、そしてヨーロッパの歴史においてボルドーは大変重要な都市です。
ボルドーワインでは複数のぶどう品種をブレンドしてワインを作る事が多いです。赤ワインではカベルネ ソーヴィニヨンやメルロー、白ワインではソーヴィニヨン ブランやセミヨンを中心に、シャトー独自の個性を打ち出しています。ボルドーのシャトーではその年のぶどうの出来によって、それぞれが自分のブランドイメージを守りつつも、より品質の高いワインの味わいに仕上がるよう毎年比率を調整しているのです。そのためボルドーでは、多少天候に恵まれない年であっても、作り手達の努力によって素晴らしいワインが産みだされる可能性を秘めていると言えます。この絶妙なブレンド技術こそボルドーの王たる所以と言えるでしょう。
ボルドー地方ではジロンド川とその上流のドルドーニュ川の右を「右岸」、ジロンド川とその上流のガロンヌ川の左を「左岸」と呼びます。実は、右岸と左岸では違う土壌のため、ワインの傾向が違ってきます。(※ちなみに川の上流から下流を向いて右、左)
「右岸」=メルロー主体で渋みが少なく、エレガントで女性的な味わいのワイン。
「左岸」=カベルネ・ソーヴィニヨン主体で、渋みがしっかりして重厚で男性的な味わいのワイン。
上記の主な特徴から、お好みの1本を探すもよし、飲み比べてそれぞれの魅力に浸るのもよし、秋の夜長にはそんなボルドーワインをゆっくりと味わう贅沢を過ごしてみてはいかがでしょうか。ぜひこの機会にご賞味ください。
豊かで濃厚、深みがあり、緻密でやわらかいタンニンが特徴のフルボディ。サン ジェーヌ ド カスティヨンの高台に位置し、サン テミリオンとの境界線にあるブドウ畑は、粘土石灰質で時間をかけた成熟が可能な土壌で、規則正しい生育が可能なテロワールであるため、メルローにとって理想的な長い育成サイクルを促します。
サンテミリオングランクリュをカジュアルに楽しんでもらうために造られた特別ラベル!まろやかでボリューム感がありながらも非常になめらか。エレガンスと複雑性を兼ね備え、果実味がたっぷり詰まった優しい味わい。ゴルフが終わった後、飲みに行くことを表す「19番ホール」をモチーフにしたワインです。
早くから楽しめる、まろやかな果実味豊かなワインです。赤や黒果実が凝縮された、滑らかな舌触りと果実味のあるしなやかな味わい。平均樹齢が35年のメルローが約70%、カベルネフランが約20%、カベルネ ソーヴィニヨンが約10%で新樽熟成。約14か月かけて仕上げています。
伝統的醸造法と最新の醸造法の融合を通し、常に傑出した成果を達成してきたシャトー。この贅沢に豊かな質感は、しなやかな力強さと終わることのない高貴さに溢れています。甘草やブラックカラントのスパイシー感。ジャム、熟したチェリー、微妙なトーストの興味深い香水のアロマに富んでおり、飲んだ全ての人が理解できるサンテミリオンの至高ワインです。
カシスやブラックベリーやブラックカラント、レッドベリーなどの果実のアロマとスパイスのニュアンス。タンニンは滑らかで心地の良い酸味と豊かかつフレッシュな果実味が感じられる、明快でどこか親しみやすい仕上がり。タンニンがさほど気にならないため、少し冷やして召し上がっていただいても軽やかにお飲みいただけます。
時に格付けシャトーをも凌ぐ評価を得るシャトー シトランは超お買い得。ワインは濃密で甘やかな果実味と滑らかなタンニンが愉しめる、魅惑的な仕上がりの赤ワイン。飲み頃を迎えたコストパフォーマンス抜群の1本。この後の熟成も可能ですので、まとめ買いもおすすめ!ぜひお愉しみください。
カシスやブラックベリーのような黒系果実の香りが溢れ、クローブやシナモンのスパイス香が溶け合うエレガントなアロマが特徴的です。口当たりは、まろやかでよく溶け込んだタンニンと豊潤な果実味のバランスが素晴らしく調和。フレッシュで生き生きとした味わいは爽やかな酸と共に余韻に長く残ります。
5大シャトーの中でもエレガントで女性的と評され、華やかな香り、しっかりとしたボディと繊細さを備えた味わいから、「ボルドーの宝石」と讃えられるシャトー。口当たりはシルクのような舌触りで、非常にまろやか。タンニンは果実味に見事に溶け込んでいて、芳醇な果実味と上品で長い余韻に包まれ、深い味わいに引きこまれていきます。